蝶ヶ岳頂上
登山紀
常念岳−蝶ヶ岳縦走
 
2008.05.07
久保 政次郎

こんにちは久保です。
久しぶりに登山らしい登山に行ってきました。
常念岳(2857m)から蝶ヶ岳(2677m)の縦走です。
5月3、4、5日に行ってきたのです。5人で行く予定でしたがAさんは山小屋にTEL したら「雪が深くて大変ですよ」とおやじさんに言われたから、行かないと言う。(まったく根性なしなんだから。)
Tさんは「腰が痛くなったから行かない」っと言う。(も〜う腰抜けなんだから)
Sさんは「お祭りの役員をやる事になったから行かない」と言う。

結局あまり行きたくない家内と行くことにしたのです。
青梅発4:30家内は「前日に登山口までナビで設定しておきましたよ」っと言うから、 信用して登山口まで到着すると、ヒエ平と言う違う登山口に着いてしまった。ここですったもんだの大喧嘩です。
急きょ予定変更、常念岳を登って蝶ヶ岳まで縦走、下山したらタクシーで車のところまで戻ると言うことにしました。 (タクシー代が11700円もかかってしまった)(本当は蝶ヶ岳〜常念岳を経て車を置いた元の位置に戻る予定だったのです。)

このコースは冬山の初心者コースで5時間で登れるのです。
3時間ほどは鼻歌気分でハイキング、標高2000mをすぎた頃から登山道は積雪が深くなってアイゼンを着ける。 「胸突き八丁」からは急登で一歩ごとにピッケルを雪面に突き刺しての厳しい登山でした。
常念小屋はまだ大半が雪で埋もれて入り口は雪のトンネルをこぐって入りました。(これぞ北アルプスの醍醐味です)

4日 5:00出発ー6:30常念岳登頂、長い間登山をしていましたがこんな素っ晴らしい景色を見たのは初めてです。
写真を添付しましたが槍穂の大パノラマの雄大さは表現できません。
さて頂上から蝶ヶ岳の方へ縦走しようとしたのですがルートが見つかりません、方角は解るのですがすぐ先は崖のようになっています。
急にびびって弱気になってきました「無理をしないで引きかえそうか?」 きっとAさん、Sさんに「な〜んだ結構いくじがないんだな〜」っと言われそう。
その時5人ほどのパーティーが先陣ををきって降りてゆきました。
意を決して突き進むことにしました(よくぞ家内はついてきますね〜感心するよ)

急斜面の尾根で家内は「きゃあ〜〜」と叫んだ、振り返ると谷底の方に滑落して行きます。
そのまま落ちれば完全に死んでしまいます。私はどうすることも出来ず。雪面を滑り落ちる家内を見ているだけです。
家内はピッケルを雪面に一回、二回と打ち込みますが止まりません。 3度目にピッケルががっちりと打ち込まれて滑落停止が出来たのです。
滑落停止のやり方は3年ほど前に一回教えてもらっただけだったのですが、普通はパニクってうまく出来ないといいます。 (この時葬式のことが頭によぎったは不謹慎だった)

14:00蝶ヶ岳に到着、雪の北アルプスはこれ程難しいとは思わなかった。
私も途中でころんで膝を痛めたのです、最近右足が不自由で少し引きずる自分なのに今回はあまりにも無鉄砲だった。
尾根の高いところでAさんに携帯TELを入れたのですがその後は電池が無くなって連絡が出来なくなった (Tさんは「久保さんは死んだに違いないからテニスの仲間で香典を集めよう」と言ったそうです。
まったくひどいことを言うモンです。一人100円づつでいいから、といったそうだから、更にひど〜〜い)
せめて1000円は集めて欲しい)

18:10 八股に無事に下山。 普通は15時には下山をするのが常識なのですが何回も雪に足がずぼっとはまって抜け出す事が出来なかったのです。 そのたびに周りの雪をピッケルで掘って悪戦苦闘の連続でした。 下山した時には暗くなってきたし足はふらふらで完全に体力の限界でした。 「良くぞ頑張った」と自分で自分をほめたかったのですが、実は「自分の年と体力をを考えろ」と叱ったのです。 でもあれほど素晴らしい景色を思い出せば何よりも疲れが吹っ飛びます(そんな事はない)


常念岳頂上


穂高連峰


槍ヶ岳を背にして


胸突き八丁にて


雷鳥


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