クーンビラ途中
エベレスト トレッキング 3
 
2007.06.10
久保 政次郎
5月2日 晴れ

7:00ロッジを出発。
右を見ても左を見ても壮大なヒマラヤ山群です。 山々に見とれながら歩くのですが足元も見ながら歩かなければつまずきます。 意外と忙しいものです。

10:30エベレストビュウホテル着、屋根の形、扉、窓などなんとなく日本的な建物だと 思ったら日本の援助で作られた建物でそうです。(宿泊する人がいないような簡素なところです)
さすがにエベレストビュウホテルと言うだけあってテラスのところから見るエベレストの景色は絶景です。 すかさず缶ビールを(200ルピー(320円)を注文して乾杯です。 ネパールでは缶ビールを冷やしてないのがちょっと残念。 プルタブを開ければ気圧が低いのでプシュウ〜〜と泡が吹き出してテーブルをびしょびしょにしてしまう。 んっまそんなことよりこんなすばらしい景色を見ながら一杯やるなんて天国です。 気圧が低いせいか酔いのまわりが早くて気持ちが良い。

私たちのツアーはエベレスト街道トレックなので標高3500mくらいの高地を歩いてゆきます。 日本の山でこの高さでは石楠花は存在しませんがこの地域では石楠花街道があります。 時期的にほとんど咲いていませんでしたが咲き乱れてきたらきっと素晴らしいことでしょう。
イリスと言うアイリスの種類で背が低くてかわいいお花街道は何回も何回もシャッターを押していました。

12:00今夜泊まるクムジュンのロッジに到着、自由行動です。
ロッジは標高3790mですでに富士山よりも高いところです。 やはり高山病になって頭痛がしてきました、先ほどビールを飲んだのもいけなかったそうです。
目の前にそびえたっている岩山はクーンビラ(5761m)です (この地域では5000m〜6000mの山は屑みたいな山だそうです)
今回のツアーはエベレストトレックですそびえ立つ山にアタックすることはないのです。 山家の私にとってはとても不満です。目の前のクーンビラに6時間もあれば登れそうなのです。 ロッジにいた若いシェルパ、ダウ君(27歳)に「チップをやるからこの山を案内してくれ、」 私は山に登りたいのです。(チップをやるといったらすぐにOKです) 私と世界の山々を登った安部さんと3人でアタックすることになったのです。
(これはちょっと無謀な行動でしたが、低い?クーンビラでも良いから大汗をかいて山にチャレンジしたかったのです。)
休みを取らないマラソンスタイルで登山しようと言うことになった、ところがいきがって登り始めたものの 高度4000mだと空気が薄いので「はあ〜はあー」して全然ピッチが上がりません。 シェルパはザックを背負っていないので涼しい顔で登ってゆく。(くやじい〜)
2時間くらいで健脚だといっていた安部さんがばててきた「だらしがないぞ〜」と言いながら 自分も少しばててきたのだが私のほうが強いと思うと少しうれしかった。

4200m付近、突然真っ黒の雲が天を覆ったと思ったら雪が降ってきた。 「エベレストに来たのだから雪ぐらい降らなければおもしろくないよなー」っと言いながら更に岩山を登っていった。 (この付近の岩山には雪がかぶさっていない所です。)もう少しで尾根に出る所で雪が更に激しく降って来た。 急峻な岩肌に雪がかぶさってつるつるスリップしてきました。
シェルパが突然「コレ、キケンデス、ボクコワイ、カエリマショウ」っと片言の日本語で言い出すのです。 「男だろう!これくらいの雪で引き返すのか!!」っと言いたかったのですが、 この絶壁を登るのに何の装備もしていなくてスリップしたら天国へまっさかさまです。 「たいしたことはないのになぁーー、シェルパが登るのは無理だと言うのならしょうがない、引き返すか〜」 っとシェルパのせいにして引き返すことにしたのです。

17:00ロッジに到着 ロッジまで下りてきたら。雪が雨に変わっていた。 気温は5度ぐらいだと雪よりも冷雨のほうが体を冷やしてしまいつらかった。 ロッジの中で二人はがたがたと震えていた。サーダ(シェルパのボス)が私たちを見てチャン (どぶろくの地酒)におかんしてくれて飲ませてくれたのです。「○○××▲▲、、、、」サーダが 「馬鹿なことをするなぁ〜」と言っていたようです。飲みやすいので二杯目からはお金を出して (20ルピー(32えん)のチャンをぐいぐいと飲んだ。 途中から「冷のほうがうまいな〜山男は少しくらい雪が降ってもDangerを恐れてはいかんよな〜」 などと言いながら更にぐいぐいと飲んでしまった。飲みやすかったのですね〜。

18:00夕食の時間になった時には二人はほろ酔い気分を過ぎてすっかりと出来上がっていたのです。

5月3日に続く


シェルパのボスと


無名峰


無名峰


イリス


感想 ・ お返事 ・ コメント ・ etc.

安藤です。

景色のいいのは分かりました。
読ませてもらった私の感想は
相変わらず無謀で馬鹿なことをやってるなー」

ということです。

安藤

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