マニ石.jpg
エベレスト トレッキング 2
 
2007.06.01
久保 政次郎
5月1日 晴れ

昨夜は二重のシュラフにもぐりこんで体を丸めて寝たので寒さはたいしたこともなく眠ることができた。 しかし4時頃にもよおしてきたのでトイレに行くとロッジのドアーが開け放しになっていた。 「誰かが閉め忘れたのだろう、寒いわけだ」っと言いながらドアーを閉めて鍵をかけた。 夢の中で誰かが騒いでいる、ガタガタとうるさいのです。
Aさんがちょうど同じ時間に起きて、ちょっとだけ星空をながめようとして外へ出たそうです。 わたしはAさんを外に閉め出してしまったのです、Aさんはこのまま外で凍え死んでしまうのかと思ったそうです。 Aさん本当にごめんなさい。

6:00起床 7:00シェルパの故郷ナムチェバザールに向けて出発。 昨夜の騒動でなんとなく眠い(実はAさんが一番眠かった?)
ドウドウコシ川添いの道は乾いた砂ぼこりの道で牛の糞も乾いて風が吹くと一緒にほこりとなって 舞い上がってくるので糞を吸い込んでしまい糞懣やるかたなかった。
道沿いところどころに朽ち果てた家が建っています。2〜3歳の子供がはだしのまま家の前に出て 「チップをください」と汚れた手を差し出したりします。チップをあげるときりがないのでかわいそうですが 無視するしかないのです。一間しかない家をちょっとのぞいてみるとベットも布団も見当たらないのです。 泥だらけの家の中で本当に寝るのだろうか?日本の家庭では考えられない家の中です。

道から少しはなれたところに空中トイレがあります。空中トイレとは山の急斜面に据え付けられてあって、 小屋のようなトイレは木々に板を打ち付けただけです。更に外からは丸見えです。 板の中央に穴が開いていてそこで用を足すようです。糞は山の斜面の下に落ちてゆき、その人間の糞を野犬が食べるそうです。(うっそー信じられない、)

15:10 ナムチェバザール到着
ナムチェバザールはシェルパ達が大勢住んでいるところで村にはエベレスト登山客、 観光客が大勢宿泊するのでお土産売り場もたくさんあります。このにぎわいは先ほどの貧しい家々とはくらべものになりません。 (貧富の差があまりにも大きいものです)
意外と日本人客が多くて日本人はお土産をたくさん買うので良いお客さんだそうです。 お店の人が日本語で話しかけてくるのには驚きました。 私はチベットの聖なるお面を200ルピーで購入する(私の知性と理性がこのお土産を買うことにしたのです)
チベット仏教の法典を買いたかったのですが(なんとその裏にはインドのカーマストラと言う性交の教本がカラーで描かれているのです) (この本を買いたかったのですがもし日本に帰って家内に見つかったらきっと叱られるだろうと思い断念する) 後ろ髪を引かれる思いだったが残念!、、

今夜のロッジではAさんが同室ではなかった。昨夜の私のいびきで懲りたのかKさんがチェンジしてきたのです。 Kさんに「私のいびきで寝られないかも知れないので先に寝て欲しい」と言って私は窓際に行ってシュラフから顔だけ出して夜空を眺めていた。 満月の月がエベレストの山々を照らしているのをじっと見ながらいつまでも日本の家内のことを思い巡らしていたのです。

5月2日 続く


つり橋


エベレスト蝶


桜草


メラピーク


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