水晶岳頂上にて
100名山を目指して No.99
水晶岳
 
2006.11.18
久保 政次郎

No98鷲羽岳の続き

久保です。水晶岳(2978m)に登山行ってきました。
11月4日 4:30 起床 昨夜作っておいた雑炊が半分凍っていた。直ぐにあた ためなおして腹に流し込んだ。寒いと思ったら氷点下8度、手が凍えて痛い。

5:20 三俣冬季非難小屋を出発、まだ真っ暗で道が解からない。あっちに行った りこっちに来たりしながらやっと登山道を探して登り始めた。30分ほどすると先程の 若者が「寒いさむいね〜」っと言いながら追いついてきた。寒いけど風が弱いので非 常に楽でした。たった一人で登山するのも心細いので一緒に登山して行くことになっ た。1時間ほどは滑りやすいガレ岩の急騰で、はあ〜はあ〜しながら登っていった。 北アルプスはどこまでも山々が連なっています、静かに地球が朝を迎える様にだんだ んと明るくなってきました。 この壮大な大自然の夜明けは息を呑むような荘厳な気分です。

6:35 鷲羽岳登頂、98山目です。寒い風が吹いて手が凍えてきましたがはるか 彼方に今日更に目指している水晶岳が見えます。北斜面は雪が張り付いているので後 3時間くらいは歩くようです。アルプス群を見ながら尾根づたいに歩き、爽快な気分 で良いと思っているとトラバースしてゆくところは雪が岩肌に張り付いていて非常に 危険でした。
ほとんどが岩肌でところどころが雪があるのでアイゼンを付けて歩くのも歩きにく い、なんともはや、やっかいな山道です。ピッケルをしっかりと雪に突き刺しながら 用心深く歩いてゆきましたが、こんな所でスリップしたら命取りです。

7:30 水晶小屋到着 この小屋も閉鎖されています、10月中旬になると北アル プス群の山小屋はすべて閉鎖されてしまいます。11月になると北アルプスは降った ら雪になるため登山客はほとんど来なくなるのです。

8:40 水晶岳登頂 ついに99山踏破です。日本100名山登山リーチです。
あとひとつ黒部五郎岳を登れば達成です。とりあえず万歳です。北アルプスで一番山 深いでしょう、360度展望は穂高連峰、白馬岳、白山、富士山までが見渡せる事が 出来ます。「素晴らしい!なんと素晴らしい景色なんだろう、」今までこれほど絶景 なる山並みを見た事があっただろうか?
30分くらい寒さを忘れてただただ見とれていました。
いつまでもずうっーと眺めて居たかったのですが帰らなければなりません。双六山荘 の冬季非難小屋まで行っ て一泊しなければならないのです。

11:50 三又山荘到着。若者は疲れてきたのか20分ほど遅れてきた。私は「あ と7時間ほど歩けば麓まで下山できる、頑張って下山します」っと決心したのです。 あの寒い非難小屋で泊まらずに麓まで下りてしまいたかったのです。そうなると今日 は14時間もザックを背負って歩く事になります。「体力の限界で、かえって危険か な〜」途中でテントを張る所がないので歩き始めたら最後まで歩かなければならない。

17:30 真っ暗になってきました。北アルプスの山も熊が出没していて危険なの です(後で昨日も熊が出て大騒ぎになったと聞いたのですが)山道で後ろからがさが さと音がしたのは熊だったかもしれない。

18:30 ついに無事に下山です。最後の1時間はふらふらになりながら自分で自 分を励ましながら歩きました。熊に遭遇すると危険なので歌を歌いながら、独り言を いいながら歩きました。 


鷲羽岳、水晶岳


北アルプス


水晶小屋にて


感想 ・ お返事 ・ コメント ・ etc.

安藤です。

リーチおめでとうございます。

つくづく一緒に行かなくてよかった。
行っていたら命がなかったなーー。
と、幸せを噛みしめています。

安藤

このページへの感想・お返事・コメント等、お気軽
にお寄せください。

また、ホームページに掲載希望の楽しい記事等
ありましたら、お寄せください。

(右の女の子をクリックするとメールが送れます)

会員のホームページへ