塩見岳頂上
100名山を目指して No.94
塩見岳
 
2005.11.07
久保 政次郎

塩見岳(3047m)に登山行ってきました。塩見岳は長野県と静岡県の県境にあっ て南アルプスの中でどっしりとしている風格は天下一品です。
11月5日、6日に行く予定でしたが天気予報が雨だと言う事です。3日は晴天と言 う事。急遽予定を変更する事にした。2日の午後から会社を早退して車を飛ばして長 野県に向かいました。
中央高速道の駒ヶ根インターで下りて長谷村の旅館に泊まる。良い天気だと言うのに すじ雲が気にかかります、長年の経験であのすじ雲が出ると雨になるのです。
んっま天気のことは心配したってどうする事も出来ないのです、運を天に任せるしか ない。
今回の登山も時間が無いので走って登山をしてしまう予定です。(前回ランニングで 登山したら大幅にj時間を短縮したので。。味を占めたのです)家内は風邪気味だと いうことで明日の登山はしないと言う事。 (なんでそんなに弱気になったのだろう)

11月3日 4時30分に起床、旅館を5時に出発して登山口に6時10分に到着 (今回も登山口までカーナビが案内をしてくれないので大変でした)(地図には道が 載っているのに山道は案内してくれない!)困ってしまうものです。
駐車場に着いたとたんに雨がドバーっと降ってきた、山の頂上は雪が降っているだ ろうなぁー、「うわー、これでは登山を中止するしかないなー」まさに晴天のヘキレ キです。。
あれ程天気が良いという事だったのに!駐車場の先客の若者が「今日は登山が無理で しょう」っと行ってかえってしまった。
私も退散です、ところが30分程引き返すと晴れ間が見えてくる、「晴れの方向にむ かうな。」っと判断して又駐車場まで引き返す。。ところが大曲の駐車場に着くとや っぱり雨が降っているのです、
山の天気は解からないものです。「もうこうなったら行けるところまで登る事にしよ う」

7:20 登山の時間を短縮するために今回はマウンテンバイク持ってきた、行ける ところまでマウンテンバイクで行く事にする(コースタイムだと14時間もかかって しまうので今日中に下山できなくなるのです)。林道を15分程行くとマウンテンバイク は使えなくなってしまう、、ランニングで登山をするなんて言ったのですが実はとん でもない事でいきなりの急登で早足で歩くのがやっとです。30分も早足で歩くともう 息が上がってしまい「ひいひい、ぜえぜえ」です。おまけに雨はみぞれに変わって最悪 の天候です、更にあられが降って雪に変わったと思ったら頂上付近から吹雪になってきました。
今日はピカテンの予定だったので正式な雨具を持って来ませんでした。100円 ショップで買ってきたレインコートだけです、ザックカバーも持ってこない、防寒具 もなく冬用の登山靴ではなく、登山マラソンの登山靴です。まったくひどい装備で来 たものです。(長い経験で何とかなるものだと思っていたのですが)遭難したら一晩 で凍え死んでしまうでしょう。

11:20 三伏の分岐に着く、後1時間で頂上です。引き返そうか登ってしまうか 最大の悩みでした。結局登る事にしましたが、塩見岳頂上手前はバットレスで登りに くい上に、雪がどっさりと積もっていました。3点確保でスリップしないようにしな ければ滑落します(この時ばかりは必死になって登りました、前日に「山で死んでは いけない」と言う本を買って読んだことが頭をよぎっていやな予感がした)

12:30 ついに登頂、一人も登って来る人はなく新雪を踏みしめて登るのは気持 ちが良かったのですが、まったくの軽装備で登ってきたので寒くて寒くてがたがた と震えていました、手も足もぐちょぐちょに濡れて凍傷になりそうです。まつげにも 髪の毛にも雪が凍り付いて霧氷になっていました。急いで下山しないと暗くなってし まう。しかし、さすがに雪がついているバットレスの下降は危険であり慎重になっ た。

13:30 塩見小屋に到着、お腹が空いてしまったので塩見の非難小屋に入って食 事をする。この非難小屋は非常事態にのみ利用してください、っと言う小屋です。一 般的には利用禁止の小屋です(この地域の自然を守るためです)
食事と言っても冷え切ったおにぎりをかじっただけです。おにぎりはほとんど凍って いる様な状態で無理やりにがりがりとかじって見たが体がすっかりと冷え切って、寒 くて歯がガチガチとうまくかみ合わすことが出来なかった。
長居は無用です、至急下山しないと暗くなってしまいます。下りは走って下りる事が 出来そうです、転ばないようにしなければね!

17:00 無事に下山でした、無事で良かったぁー。この次からの登山はゆっくり と楽しみながら登山をすることを硬く決意しました。

頂上の写真は携帯電話で自分で撮ったのですがこの1枚を撮り終わったら携帯電話の 電池が消耗したのか写す事が出来なくなってしまった。(寒くてひどい顔をしている ものです、過酷な状況がうかがえます)


霧氷


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