久保です。
幌尻岳(2052m)に登山行ってきました。
8月14日
前日は食中毒をおこして国民宿舎に予約をしていなかったのだが運良く一泊する事が
出来たので助かった。国民宿舎に入るなり倒れるように寝込んでしまった。汗だらけ
の体だったが温泉にも入る事も出来ず、食事も出来ないまま、ただただ泥のように眠
り込んだ。胃の中の食物を全部吐いたのが良かったのか薬が効いたのか朝はだい
ぶ良くなった。
今日中に幌尻山荘まで行かないと幌尻岳を登る事が出来ない(私はまったく無茶をす
るモンですね、自分で自分をしかっています)。
朝7時に食事なのだがお粥に納豆を入れてかき混ぜたのを少しばかりすすって終わり
にする。もっと食べたかったのだが胃が受け付けてくれなかった。あっそうそう、あ
の中年のおじさんは熱中症だったそうです、へえ〜あれが熱中症かとびっくりしたの
です。まったく動く事も出来なくなって、今にも死にそうだったのですよ。(私も死
にそうだったけど)
7:45 国民宿舎を出発。
車に乗ると酔ってしまいそうで窓を開けたままゆっくりと車を走らせて言った。
せっかくナビ付きの車をレンタルしたのに幌尻岳登山口を全然案内してくれなかった
ので苦労した。(登山口は林道が多いのでナビがこれらの道を認識していないのであ
る)
11:45 幌尻岳登山口にやっと到着
体力はあるつもりだがやはり胃の調子が悪かった、途中のコンビにでは鍋焼きうど
ん、ラーメン、パン、水を買って来たのでうどんを温めて胃の中に流し込む。
幌尻山荘までは2時間ばかり沢登りがあるので油断できない登山道です。
日本100名山で膝までつかりながら2時間も沢登りをするのはこの山だけです。冷
たい水につかりながら登ってゆく醍醐味は有りますが体調が悪いので心配でした。川
に入ったり山道に入ったりするので道がわからなくて閉口する。追い討ちをかけるよ
うに途中から雨が降ってきたので更に道が解からず何度も迷ってしまいました。
16:50 幌尻山荘到着 やれやれです。
やっぱり内臓から疲れが出てきて体中がだるかった。パン一個とヨーグルトを飲んで
今日もすぐさま寝てしまう。
15日 2時35分起床
3:00山荘を出発、何故にこんな早く出発するかと言うと今夜は帯広のホテルを予
約してあるので今日中に行かねばならないのです。(久しぶりに高級なホテルで前金
を払ってあるので、、)
あたりは真っ暗でヘッドライトで登山開始です、「ヒグマに注意」なんて看板を見て
少しびびってしまう。なんといっても周りは真っ暗なので「がさがさ」って音がしよ
うものならあせってしまいます。ピッケルを持って身構えながらの登山です。相変わらず
苦しい体調でしたが2時間も登ってゆくと明るくなってきて、尾根から素晴らしい日
の出が、「よくぞ頑張っているね〜」っと言いながら美しい景色を私たちにプレゼン
トしてくれたのです。幌尻岳は幌馬車の様に横に長くて遠くから見るとどこが頂上だ
か解かりません。幌馬車のような手前は大カールがお花畑でこの美しさをうまく撮れ
なかったのが残念です(広すぎるのでワイドのレンズを持ってゆかないとだめだった
のです)といってもデジカメ用のワイドレンズは持っていない。
7:20 登頂、今までにこんなに早く頂上に着いたのは初めてです。一番に頂上に
着くのはなかなか気分が良いものです。頂上でカッパ用のズボンをはいているのは山
道のハイマツがたっぷりと夜露を含んでいてズボンがびっしょりになってしまうので
す。北海道の山々は登山道が整備されていないので木々の間をばさばさとかき分けて
歩かなければならないのです。
まだ内蔵の調子が悪いのか、やたらにのどが渇いて1リッターの水を飲み干してしま
う。途中に「命の水」という水場があって絶壁の岩の割れ目からこんこんと水が沸い
ています。「命の水」なら安心でしょう。う〜ん冷たくて美味い!これぞ「命の水だ」
15:30 無事に下山、えっ?12時間も歩いていたの?途中で休み休みだったか
らです、綺麗な蝶がたくさん飛んでいてうまく写真を撮ろうとしていたりして時間が
かかったのです、といっても喋喋の写真はうまく撮れませんでした。
あっそうそう下山する2時間ほど前にスコールのような夕立があったのですがあの時
間に沢歩きをしていた人達は大丈夫だったのだろうか?心配でした、だって途中の沢
が水かさが増えてごうごうと流れていたのですよ。沢歩きの怖さですね。中学生の頃
ですが台風がきて多摩川の水かさが増えて危険なときに友達と一緒に、川に飛び込ん
で向こう岸まで泳ぐ度胸試しをやったことがありますがあの時も死ぬ思いで泳いだ事
をいまだに覚えています。あの大岩の手前で向こう岸に着かないと大きなうずに巻き
込まれて溺れてしまうのです。あの頃から無茶をやっていたのかな〜?
沢山の山々を登山していてもいまだに学ぶ事ばかりです。大自然の素晴らしさもある
が自然の怖さもあるのですね。