久保です。
8月17日、18日に笠ケ岳(2897m)に登山行って来ました。
笠ケ岳は長野県と富山県の境にあって頂上までのアプローチが長く約8時間かかりま
す。そんな訳で頂上直下の笠ヶ岳山荘に泊まる事にする。
17日
5:00 青梅を出発、天気予報は曇りか晴れという事。今回も晴れでありますよう
にと祈りながら中央高速道路を快適にとばしてゆく。
9:00 登山口の新穂高温泉に到着、いつしか雨がしとしとと降っていたが山の
ほうを見上げると真っ黒い雲が覆っていました。
登り始めて1時間もすると雨は本降りになってきました。ごろごろした岩で急登の道
が4時間もあって往生する。(頂上までは8時間かかる)
途中に大きな岩穴があったので雨風をしのいで昼食が出来たのがラッキーでした。
アクシデントその1。
暴風警報のような雨風の中で登山道が川のように水があふれています。5時間ほど
登ってゆくと登山靴の中は水がたまってぐちょぐちょです。カッパを着ていたって全
身ずぶぬれです、ザックは雨でずっしりと重くなってきました、体が冷え切って疲れ
がたまってきたのでしょう。突然安藤さんが「うわあぁ〜痛いー」 「動けないー」
足がつってしまったのです。山小屋まであと2時間だ。おぶって頂上までは無理そう
だ、下るのはもっと危険だ、今日に限って簡易テントを持ってこなかった、この雨の
中でビバークは出来ない。
雨の中で私は必死になってマッサッージをしてやった。苦労のかいあって安藤さんが
回復しました。もう一度足がつったらおしまいです、ペースを落としてゆっくり登る
事にしました。
5:00 山小屋に到着(よかった〜助かったー)
本来なら4時には山小屋に到着しなければならないのです。(山小屋のオヤジさんに
到着が遅いってしかられる)
相変わらず雨と風が激しく山小屋を叩きつけていて、まるで小屋が吹き飛ばされそう
な感じです。その夜はあまりにも風の音がひゅうひゅうとなり続けて夜寝られなかっ
た。(私は結構デリケートなのです)
18日 4時に起床5時に食事をして、5時半に小屋を出る。
相変わらず雨が降っていたが今日はたいしたことが無くてほっとする。
今回の登山は雨が激しかったために写真らしく撮れたのはこの写真一枚だけです。
アクシデントその2
下りは6時間で下山出来ます、雨が降っているのでごろごろ岩の山道はすべりやすく
て危険です(実はごろごろしている岩の上は歩きにくくて気をつけるので意外と事故
がないものです)
平坦地の下りでアクシデントが起きました、「うわあぁ〜、落ちたっー」 安藤さん
が崖下の方へ滑り落ちたのです。幸い木が生えていたので途中でひっかかったのです。
一人で這い上がるのが無理そうです、幸い手を伸ばすと安藤さんの手に届きます。
ひっぱてもうまく引きあがりません。「足を使ってくれ!」足をどこかにひっかけて
足の力を利用して引き上げないと体を引き上げられないのです。
やっとのおもいで引き上げる事が出来ました。
彼はこのとき以来私の事を「命の恩人さん」と呼ぶようになりました。
安藤です。
一言コメントさせていただきます。
やっぱりよる年波には勝てないのでしょうか?
> 雨の中で私は必死になってマッサッージをしてやった。苦労のかいあって
> 安藤さんが回復しました。もう一度足がつったらおしまいです、ペースを
> 落としてゆっくり登る事にしました。
そうなんです。今までこんなことはなかったのですが、
土砂降りの雨で、カッパを着てても衣服は濡れるは、風は強いわで
靴の中は水浸し、まるで田んぼの中を裸足で歩いているようでした。
山小屋泊りだと言うので余分な衣服や食料を持ってきており、リュックが
雨に濡れて重く、いつもの山とは大違いでした。
久保さんはさすが鉄人、こんな状況にもかかわらず、涼しい顔でぐんぐん
登って行き私は遅れないようについていくのですが、いつのまにか、
見えなくなってしまいます。必死に追いつこうとしているときにビビットきたのです。
久保さんが大丈夫かーーと戻ってきて脚を揉んでくれました。
しばらくしたら痛みも収まり、歩けるようになりました。その後もビビッときそうな
のでゆっくりゆっくり登って山小屋に着いたときは本当にほっとしました。
> 相変わらず雨と風が激しく山小屋を叩きつけていて、まるで小屋が吹き飛
> ばされそうな感じです。その夜はあまりにも風の音がひゅうひゅうとなり
> 続けて夜寝られなかった。(私は結構デリケートなのです)
雨と風が強くすごい音がしていたのは確かです。しかし、デリケートで眠れなかった
と言うのは私にはとても信じられません。
狭い山小屋の布団に並んで寝たのですが、横になってしばらくしたら
いつものすごい鼾です。脚を蹴っ飛ばすと少しの間は静かになるのですが、しばらく
するとまた、ンゴー、ガー、ンゴー、ガー、ンゴー、ガーとはじまるのです。
そんなわけで、寝られなかったのは隣に寝ていた私なのです。あの鼾が久保さんのス
タミナ源と思われます。ところで、私としては一睡もできなかったと思っていたのですが、
久保さんに言わせれば私も結構鼾をかいていたそうです。ま、お互い様と言うところかな?
> やっとのおもいで引き上げる事が出来ました。
> 彼はこのとき以来私の事を「命の恩人さん」と呼ぶようになりました。
引き上げてもらったのは確かですが、命の危険はなかったのです。
今回の山行きで雨が降りそうなときは登るのをやめようと決心したのでした。