第51回都民体育大会
春季大会結果報告

 

期 日 1998年5月24日、30日、31日
場 所 都立有明テニスの森公園コート
主 催 東京都
財団法人東京都体育協会
主 管 東京テニス協会
出場選手

(カッコ内、写真位置)

関塚実 (下中) 、 楢原正五郎 (下左)
小鷹安二 (上中左) 、 福田篤史 (下右)
旭 匡久 (上左)
監督兼マネジャー 旭 輝久 (上中右)
結 果 準 優 勝
 
 
第51回都民大会観戦記

1998.06.07
旭 輝久
1回戦 青梅市 3−0 北区
  (関塚・小鷹 8−1/楢原・旭(匡) 8−4/福田 8−5)

朝6時30分に青梅を出発。曇り空を気にしながらの有明までのドライプ。 1回で負ける訳にはいかないと、選手の意気込みが結果となって現れた様です。 特に関塚・小鷹ペアのはつらつとしたプレーが印象に残った試合でした。


2回戦 青梅市 2−1 杉並区
  (関塚・小鷹 8−5/楢原・旭(匡) 8−2/福田 4−8)

今にも雨が降ってきそうな中で試合。 ダプルス1試合目の関塚・小鷹組。順調な滑り出しで7−2とリード。 しかし空から落ちてきた雫と共にブレーが怪しくなってきた。 7−4と追い上げられジュースとなったところで雨で中断。 暫く待機をするが結局2日目に延期。(後2ポインとなのに・・・)
30日に前回の続きから試合開始。 レシープ2本で終わらせる予定が逆になりゲームを落とす。 木曜日のナイターでリターン練習していたのに・・。 最後は小鷹君がサービスをキープ。よかった、よかった。
続く楢原・旭ペア。 この大会で初めてペアを組んで試合に臨んでいるのですが、 1回戦ではもう1つ歯車が合わず心配をしていたが、この試合では、 楢原さんのリードで若い旭(匡)君が伸ぴ伸ぴとプレーする様になり完勝。 試合が決まってからの試合となったシングルス戦。 福田君は次の試合の調整を兼ねた様子でゲームを推し進めて見た目には楽勝かな? と思っていたら相手が楽勝(予定外の結果)で負けてしまいました。 まあ消化試合だから・・・・・。


3回戦 青梅市 2−1 小金井市
  (関塚・小鷹 7−8/楢原・旭(匡) 8−1/福田 8−3)

ベストエイトを目指し多摩地区の強豪小金井市と対戦をする。 ダプルス1試合目、関塚・小鷹組は小鷹君のサウスポー独特のサービスで ゲームをリード。 7−5とあと1ゲームを取れれば勝てるところまで相手を追い込みながら、 気持ちの優しい関塚・小鷹ペアは相手に勝利を棒げてしまう。情けない。
続く楢原・旭(匡)ペア。前の試合でお互いの動きが理解出来る様になり 強力ペアに変身。危なげなく勝利を納める。さあ1対1でシングルスで勝負。 福田君の対戦相手は松浦さんといって前に1度対戦した事がある人で負けた事 もある相手。しかし前の試合で調整していた事が生きて、良いペースでゲーム を推し進めていく。勝った瞬間全員で大喜ぴをする。さあベストエイトだ。 段々自信が沸いてくる。ちょっと心配なのは、関塚君のサービスゲーム。 (まあいいか。)


4回戦 青梅市 2−0 立川市
  (関塚・小鷹 8−5/楢原・旭(匡) 8−4)

相手が立川市に決まる。前に借敗をしている相手、雪辱戦である。 しかし立川市もメンバーが揃っていないみたい。チャンスである。 (立川市のメンバーには前に青梅市に住んでいた上念さんがいる。 もう幾つになるのかなあ?)第一試合、関塚・小鷹ペア調子がいい。 5−0とリード。楽勝と思った時から立川市の逆襲にあう。 あっとゆうまに5−5。これはいけないと思い2人に一括。 (格好いいテニスで勝てる相手ではない。 もう少し気合いを入れて勝負に執着する様にと) この檄が効いたのか2人のプレーに活気がでてきた。 後は押せ押せで何とか勝利を得る事が出来る。まず1勝だ。 続く楢原・旭ペア、立川市のベテランペアの上念組を圧倒し勝利をおさめる。 シングルス戦を闘わずしてベスト4だ。


準決勝 青梅市 2−0 板橋区
  (福田・小鷹 8−3/楢原・旭 8−2)

いよいよベスト4試合前に関塚監督と楢原選手が作戦会議。 前の試合で板橋区のシングルスの選手の試合を見て、青梅市のどの選手より 力が上である、シングルスを捨てた方がいいのではないか? そしてダプルスを2つ勝ちにいく作戦を立てる。 相手とオーダー交換をした時、関塚監督思わずニッコリ。
作戦通りのメンバーだ。後はダプルス戦に力を注ぐだけ。 ダプルスは2試合同時進行。福田・小鷹組も楢原・旭組みも順調なすべりだし。 特に福田・小鷹組はサーピスゲームを確実にキープしていく。 安心して見ていれる。 7−2とリードした時に楢原・旭組も6−2とリードで9ゲーム目に突入。 福田・小鷹組の勝利に少し遅れて楢原組も勝利を治めついに決勝戦に駒を進める事になる。 (相手のシングルスの選手は試合の途中でもうあきらめムード。正解正解) 直ぐに青梅の仲間に連格。嘘といわれるが本当である。 さあ気をひきしめて、頑張らなくては・・・・。(本当はここで一杯飲みたい気分)


決勝戦 青梅市 0−2 台東区
  (関塚・小鷹 5−8/楢原・旭 7−8)

2度目の決勝進出である。(前回は港区に借敗であった。) 今回もメンバー構成で検討したのですがまあ正攻法で戦おうということになり、 気持ちを高ぶらせて試合開始を待っていました。 対戦相手がなかなか決まらず、多少気の抜けたところで台東区に決定。
今度は3試合同時進行。台東区の応接団は20名くらい。 対する青梅市は私と福田君の奥さんと子供の3人。 これはよほど頑張らなくては、応援負けをしてしまう。
試合が始まり関塚・小鷹組のスタートはいい。 逆に楢原・旭組は最初にサービスダウン。 福田君はポールのスピードに変化を加えながら1人静かに試合を進めていく。 しかしどうも分が悪そうである。ゲームが進むにつれ関塚組の旗色が悪くなってくる。 どうしても関塚君のサービスの弱さが、相手に付け込まれている様だ。 ダプルスの基本サービスゲームを落とす様では・・・・。 逆に楢原組は段々と調子を上げてきて5−4とリード。相手チームのダプルスは、 ペアのコンビがいい。 青梅市と違ってよくペア固定し色々の試合に参加しているのでしょう。 非常に素晴らしい。それに善戦している青梅市の選手も素晴らしい。 (青梅市は即席ペアだものな・・・・)
試合は終盤にさしかかる。楢原組が7−6とリード。 そして楢原さんのサービスゲーム。 これは勝てると思った瞬間、とんでもないポーチと巧抄なロプに交わされ7−7となる。 その途中で関塚組の敗戦が分かる。 福田君のシングルスも分が悪い。頑張れ楢原・旭。しかし残念無念。逆転負け。 その時点で、シングルスは打ち切り。長い長い1日が終わった。

負けたけれども準優勝。立派立派。 ドロー運に恵まれたとはいえ、我々青梅市のテニスレベルが着実に 向上している事は事実である。もう1歩。頑張ろう。
青梅への帰路の車の中での選手の表情には、準優勝の喜ぴと、頂点まであと1歩だった 悔しさのなんとも言えない表情が印象的であった。 選手の皆さんご苦労さんでした。又1人、大声で選手を激励してくれた福田君の奥さん、 本当にお疲れ様。
 

 

参加選手  (コメント:旭 輝久)

<楢原 正五郎>
今回の大会では、往年の試合に対する執念を久々に見る事が出来ました。 相手チームの監督からも素晴らしい選手と褒められていました。 しかしサーピスに力がなくなったみたいである。 今後は早くペアを決めペア練習をして大会に臨ませたい。 楢さんが頑張っている間に何とか優勝旗を青梅に持ち帰りたい。

<福田 篤史>
シングルスを担当してもらっているが、今回は練習不足(多分シングルスの練習が) でポンミスが多く見られた。 本人も「こんな筈ではないのに」と思いながらゲームを進めていた筈。 次回からダプルスかな。 他の市町村では若手のシングルスプレーヤが多い様です。青梅の若手頑張れ。

<関塚 実>
今回は監督業だけの予定だったが急きょ選手も兼ねてもらう。 やはり都民大会にはこの人がいないと寂しい。 今回もダプルス、シングルス(オープン)と大活躍。 しかし本人がスクールでいっている様に、サービス・リターンダッシュをしないと 駄目だろうな。それとサービスゲームの進め方をもう1度考え直す必要あり。 まあ監督として本当にご苦労さんでした。

<小鷹 安二>
全試合サービスゲームを確実にキープ出来るサービスは素晴らしい。 やはりサウスポーは、有利である。 試合の途中で楽な形でポールを扱う事が以外に多い。 もう少し相手を考えて、いつもしっかり打ち込んだ方がいい。 手先のプレーは楽な相手には通用してもそれ以上を目指すなら考え方を変えなくては。 それと試合の中でのゲームの流れをしっかり把握してゲームを組み立てる事。 まだまだ伸ぴる素材なのだから。

<旭 匡久>
初めての都民大会。 楢原さんとペアを組み、全試合はつらつとしたプレーは、素晴らしかった。 若くて運動神軽も素晴らしい。 今回はフォアサイドを守ったけれでも、やはり普段のポールではなかった様です。 練習でもサイドを決めずレシープの練習をした方がいい。 近い将来シングルスで参加出来る様になれば、選手の底上げになる筈である。 一応青梅のホープかな(褒め過ぎかな)

 

皆様のご声援大変有り難うございました。

1998.06.02
青梅市硬式庭球協会
関 塚  実
感 想

対戦相手、北区、杉並区、小金井市、立川市、板橋区、台東区、 以上の区、市と戦い、参加 区、市 48チームの頂点に立った 台東区についで2位の成績。
青梅市代表の責任感、自分が負けたら、チームも負けるという重圧感 での試合は実際私にはもう耐えられない年齢であります。 今回、決勝戦台東区とのゲーム終了した際、何故か、自分で感激をし 涙が出た。 よく、ここまでやってきたな!もう、俺にはこの経験はできないな! 自分で自分を誉めたいと言う言葉がありましたが、まさに、その時に 私は感じたのであります。
しかし、監督の旭輝久会長は私達選手に食べさせようと、バス停で、 3カ所先まで走って買いに行き、両手に袋を提げ戻って来た時には、 額に汗がびっしょり!
本当に皆様のお陰であります。有り難うございます。
して、若い旭 匡久君みたいな選手が今後も育ちますよう、又、育てて、 是非優勝旗を持って青梅に戻って来て欲しいと思います。 あと一歩のところまできています。
そして、最後に台東区のすごーい応援の中、青梅の為一人で声をからせ 応援してくれました、福田君の奥さん大変有り難う。
 

 

 

 
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