太田杯観戦記

    旭 輝久

今年は1部の仲間入りをし、初めてAクラスの人たちとお手合わせをさせてもらえる記念すべき大会である。いつもの事ながら、この時期は会社の休みと重なり、ベストメンバーで試合に臨んだことがない。(他市町村も同様であろうと思うが)メンバー選抜に当たり、関塚氏と相談をし今年は若手(?)を連れていこうということになり次の人たちを選んだ。

  (男子)

   楢原・関塚・黒沢・木下(真)・旭(匡)・西村・山下・前田・小倉(一)

  (女子)

   北村・鶴田(真)・三島・島崎・千島

の14名である。

 

1回戦は国分寺市。

メンバーをどう組ませるかが問題だったが、一応青梅は楢原・関塚組が負ければ納得。

西村には山下、黒沢には木下、ミックスは旭・千島を起用。壮年は前田・小倉組、女子はベテラン北村と若手鶴田組と三島・島崎組。

試合前の予想では男子、女子で3勝、ミックスと壮年で1勝できると踏んだのだが・・・。

 

初めに楢原組と北村組がコートに入って試合開始。楢原組は予想通りの展開。しかし、北村組は大苦戦。若手のマキちゃんにいつもの切れがない。しばらく実戦から遠ざかっているとは聞いていたが、これ程悪いとは思わなかった。(まあ相手のペアは有名人であったが・・)なかなか立ち直れず大苦戦。しかし北村さんの粘りで何とか2−5から大逆転。幸先良いスタート。

しかも男子2番の西村・山下組が西村君の絶妙のリードで楽勝。

壮年ペアはコンビネーションがかみ合わずに完敗。

残りの3試合で1勝すれば勝利を納めることが出来るところまで相手を追い込んだのだが、その1勝が難しい。

三島・島崎組、そしてミックスペアも出来がいまいち。ずるずるとゲームを先取されていく。最後の男子ペアの黒沢・木下組に勝利を託さなくてはならなくなる様子。

しかし、意外や意外、ミックスペアのコンビがかみ合いだし、4−7から大逆転。又黒沢・木下組も快調に試合を押し進め勝利。結局苦労はしたけれど1回戦突破。やれやれ。

 

直ぐに2回戦に突入。

相手は清瀬市。昔は抽選会で青梅、そして清瀬と読み上げられる度に相手チームに喜ばれていたチームが1部で対戦するなんて・・・嬉しい限り。

試合は淡々と進む。青梅の選手も2試合目ということもあり普段の実力を発揮。心配していた壮年ペアも見違える試合内容で快勝。三島・島崎ペアも負けているのかなーと思って観ていると意外と楽勝。他のペアも伸び伸びプレーの連続。結局7−0で完勝。

 

いよいよベスト4に進む。相手は第1シードの町田市。

数年前だと町田市、多摩市と聞くだけで何ゲーム取れるのかなあ?みっともない試合だけはしたくないなあ?と試合の始まる前からプレッシャーでガチガチ。ましてやレベルが違うと初めから諦めの気持ちが大だったのだが・・・さて。

いよいよ試合開始。4面同時進行なので応援団も忙しい。(応援団は旭・安藤夫妻)

第1試合は楢原・関塚組が7−7の大接戦。しかし最後のゲームは相手のサービス。40−0から40−30まで追いつくが最後は楢原さんのリターンがネット。残念無念。まだ後がある筈なのに何故かもう負けたような気になる。(青梅チームはこの二人におんぶに抱っこのチームなのだ。これは監督の本音)

第2試合は北村・マキちゃん組。このチームなかなか味わいのある試合運びをする。北村さんの老獪さ、マキちゃんの豪快さ、良いコンビである。しかし相手も強い。が、勝った。セット数1−1である。

と思っていると壮年組が終わったみたい。4−1とリードしていたのに、そこからチグハグなプレーが続き5−8と惜敗。

第3試合の西村・山下組は今度も勝利。相手はもの凄くハードヒッターのペアだが、今の西村君には通用しない。難なく切り返してしまう。それにつられて山下君も初めての代表選手のプレッシャーを跳ね返す活躍。今回は本当に西村君のプレーそして試合の組み立てなど、いつもは誉めたことがないのだが今回ばかりは彼を見直し改めて潜在能力の素晴らしさを認識させてもらった。この調子でますます大きくなってくれることを期待する。

がんばれ西村。

 これで2−2全くのイーブン。残り3試合で2勝が必要。しかしあの町田市相手になかなかいい試合をしている。夢ではない。もしかすると?・・・色気が出てきた。なんとかなるかもしれない。さあ応援ガンバらなくては。

 残りの試合が次から次とコートに入っていく。何となく『やるぞ!』という感じ。最後だ頑張れ。しかし三島・島崎組が破れ、黒沢・木下組も善戦及ばず敗退。特に黒沢・木下組と対戦した相手は上手かった。ローボレーなどは決してミスらない。黒沢・木下の低いドライブボールにも決して乱れない。確実に深く返してくる。普段から相当ハイレベルの練習を積み重ねている模様。ちょっと役者が違ったみたいで、残念というよりただ感心ばかり。良いプレーを見せてもらった。やはり第1シードのポイントゲッター。

ここで敗戦が決まったのだが、まだ頑張っているペアがいた。ミックスの旭・千島組である。なんと8−6で勝ってしまった。このペア何しろ二人とも威勢がいい。少々のミスでも気にしない。自分たちの出来る最高のプレーで堂々の勝利を納めた。

 

第1シードを相手に、結果は 3−4。 惜しい惜しい。

 

しかし、今回の大会は大いに自信につながったし、又来年に向けての目標(優勝)が意外と近くにいるように思えた。

 

選手の皆さんは炎天下の中本当にご苦労様でした。又、わざわざ応援に駆けつけて差し入れまでしていただいた安藤さん夫妻には感謝感激です。本当にありがとうございました。

 

もう来年の戦いが始まりました。明日からは目標を大きく持って頑張りましょう。