会長杯ダブルス(629日)結果報告

 

会長杯ダブルス観戦記

 

622日に予定されていた会長杯ダブルスは8年ぶりの6月台風により29日に

延期された。

そして、29日も前夜再び台風の直撃を受け再延期かと懸念されたが、台風一過

で梅雨の中休みとなり、河辺のテニスコートは使えなかったものの、多摩高校で

無事行うことが出来た。

 

男子決勝は前年度チャンピオンの西村・本合ペアに対し吉岡・小鷹ペアの挑戦と

なった。

個々の高い能力からポイントを穫っていくチャンピオンペアに対し小気味よく動

きまわり弱いところを蜂のように刺す挑戦者ペアの戦いは、観ていて面白かった

が、終盤になり、ここというポイントを押さえた挑戦者ペアがわずかの差で逃げ

切り新チャンピオンになった。

女子は参加チームが殆ど無くなってしまったため、出場3組によるリーグ戦とな

ったが、優勝した吉村・塩野ペアに拮抗する実力を持ったところもなく一方的な

内容で終わってしまったのは残念であった。

試合日が延期されたこともあって参加選手が減ってしまい、大会としては寂しい

ものになったが、結果的には前年度チャンピオンが破れ新しいチャンピオンが誕

生することになりまた一つの歴史が刻まれた大会となった。

 

台風一過の名残か時折吹き抜ける強風と、強烈な夏の陽差しとを浴び、とても6

月の大会とは思えないハードな条件の中、若手の田中(学)・木下(新)ペアと、

ベテランの旭・渡辺ペアという両極端なペアの検討が光った大会であった。

(池上)